好奇心のある柔軟な選手
私も小学生の時は両親も一生懸命になり、色々なサポートをやってくれた。
先日書いた通り、食事もそうだが、野球が上手くなるための方法を必死になって考えてくれた。
昔は少年野球の監督コーチから親から、野球を教わる事が当たり前だった。
今はYouTubeなどSNSが発達し、私が発信しているこのSUBSTACKもそうだが、様々な野球が上手くなる方法が溢れている。
昔に比べたら子供の頃から元プロ野球選手の指導をネットで見れたり、各プロ野球球団もアカデミーを持っていて元プロ野球選手から教えてもらえる機会がある現在、少年野球の指導のあり方について、少し難しく感じることもあると推測する。
プロの指導を信じるがあまり、少年野球の指導者たちの言う事を聞かない事、否定する事、多々あると聞く。
もちろん教えてもらったことは自分に合った事を自分が選択するものだと思う。選ぶのは自由だ。
でも、プロが教えてくれたからと言って全てが正しいわけではない。
プロを経験した人は少しは上手くなる近道を知っていると思うが、全てが正解とは限らない。
所属するチームの監督、コーチの言うことも元プロが教えることと違うことを言っても全てが間違っている事はない。選手の性格や特性を知っているからこそ、良い指導もあるかも知れない。
チームで指導者の言うことを聞かない場合、試合に使ってくれない指導者も多い。
打てる選手や投げれる選手は試合で活躍できるので、その指導をやらなくても使ってもらえると思う。
でも、出れるか出れないかの境目の選手は難しい問題だ。
どうしたら良いかと言うと全て一度は飲み込むこと、そして実践してみること。
それで投球が速くなったり、打球が飛ぶようになれば、それを続ければ良い。
ダメな時はやめれば良い。
決して、こんなことやって意味がないと最初から考えないことである。そのような事を口に出さないことである。
もう一つは、ご両親は決して、『元プロの言うことを聞きなさい』と一つの選択しか与えない様な事にならない様にする事。
どちらの意見が正しいか明白でも、それを噛み砕いて、その指導の否定はしないで言ってあげることが重要。
子供は親を見ています。守ってくれる立場です。自分の考えが親と同じだと思ったら、そう言う状況になった時、親と同じことを言います。
子供の素直な気持ちも理解できるが、指導者も人間である、否定されれば教えたくなくなるし、試合にも使いたくない。
色んな意見を聞けて、良い様に吸収できる『好奇心のある柔軟な選手』、あとは答えは自分で考えて見つけることができ、それを地道にやり続けることができる『創造力と忍耐力』のある選手。
そう言う選手が1番活躍する選手だと思うし、この様になる為にどの様な指導が必要かを考えることも大切だと思う。