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◆ジャイアントパンダ国家公園松潘管理所内で再びパンダ登場◆ジャイアントパンダを絶滅させないためにやっていること◆シンガポールのリバー・サファリ、パンダのレンタル延長を協議中◆平武王朗自然保護区で監視員が5日間に2度パンダに遭遇◆大相嶺自然保護区の赤外線カメラにパンダなど野生動物の映像
ジャイアントパンダ国家公園松潘管理所内で再びパンダ登場
#Wild Giant Panda
ジャイアントパンダ国家公園松潘管理所小河保護所(四川省阿壩チベット族チャン族自治州松藩県)に設置された赤外線カメラに初めてジャイアントパンダが確認されたことは、Test issue#1で紹介した。
このときの映像は6月22日頃のものだが、今回はおよそ1ヶ月後の7月30日と8月4日の映像である。
まず7月30日の3時に撮影された映像では、画面の右側から入ってきて地面を嗅ぐ。そして地面に落ちた竹をくわえて正面に座って食べる。食べ終わるとまた地面を嗅ぎながら、画面の左側に行って休んだという(リンクでは食事の部分はカットされている)。
次に同日の15時に撮影された映像では、大きな顔がカメラに近づいてしきりに舐める。ついに大口を開けて噛みつく。その後リンクではわかりにくいが、レンズを回転させた後、ゆっくりと消えていくという。この毛の一本一本まで見える、アップの映像が圧巻である。
さらに同じ場所で、8月4日の未明に活動するパンダが映っているという。管理所の職員によれば、これら3頭のパンダは同じ一頭と考えられる。同じ場所に繰り返し現れるのは、この場所がすでにそのパンダのテリトリーになっているからだとのこと。
Links: [正点财经]四川松潘拍摄到野生大熊猫活动影像 来源:央视网2021年08月25日 16:00; 大脸盘子啃舔红外相机!四川松潘时隔半月再次拍到野生大熊猫 红星新闻 2021/8/25
ジャイアントパンダを絶滅させないためにやっていること
#Wild Giant Panda #Panda Q&A #Release
恒例の「パンダ百問」。答えているのは、四川省ジャイアントパンダ科学研究院副院長・研究員の楊志松さん。
まず「生物多様性の観点から言えば、どんな種の絶滅もあってはなりません。生物多様性が向上するとは、環境がよくなることです。私たちは常に一つの種が生態系の中で正常に生活し、かつ生態系全体が安定して保たれていることを望んでいます」という。
そして絶滅を回避するには、遺伝的多様性を向上させなければならない。第一には生息地を回復することだ。それには竹を植えたりしてパンダの生息に適した土地面積を増やす方法と、分離されたあるいは複数の個体群の間に回廊を建設して交流を促す方法がある。
第二には直接パンダを野生復帰させることである。野生復帰はパンダの小さな個体群の数量を向上させるだけではなく、遺伝的多様性も向上させる。近親繁殖では個体群の遺伝力が低下しやがて絶滅することになる。遺伝的多様性はそれを防ぐという。
野生化訓練を受けて野生に復帰した1頭のパンダは、単にある個体群に追加された1頭となるだけではない。次の世代に新しい遺伝子を吹き込むことになる…というところまで想像をめぐらせることは、一般の人にはなかなか難しいかもしれない。
ちなみに動画に登場するパンダは、2017年に栗子坪自然保護区で野生復帰した「映雪」(インシュエ)。
Link: 熊猫百问你来问|如何避免大熊猫灭绝? 2021-08-25 14:42:10 来源:新华社
シンガポールのリバー・サファリ、パンダのレンタル延長を協議中
#2021Newborn
8月26日、ワイルドライフリザーブシンガポール(WRS)のチェン・ウェン-ハウル(Cheng Wen-Haur)副CEO兼チーフライフサイエンスオフィサーによれば、パンダの「凱凱」(カイカイ)と「嘉嘉」(ジアジア)の滞在期間延長を中国側と協議中である。そうすれば、次の出産が期待されるからだという。
また嘉嘉は非常によく子どもの世話をしている。そのため子どもはしばらく嘉嘉の世話に任せる。4週間から6週間後に健康診断が可能になって性別が判明したら、名前の公募を行うという。
前号で紹介したように、凱凱と嘉嘉が来園したのは2012年。来年にはレンタル期限を迎える。中国側の対応が注目される。
なお、WRSのYouTubeでは産室を映した1時間近くの録画が毎日更新されている。
Links: 旅新大熊猫或延长在新加坡居住期限 熊猫宝宝四个月后与公众见面 央视新闻客户端 2021年08月26日 19:57; Baby panda to return to China after it becomes independent; gender to be revealed soon CNA 27 Aug 2021 11:11AM
平武王朗自然保護区で監視員が5日間に2度パンダに遭遇
#Wild Giant Panda
8月27日午後1時頃、王朗国指定自然保護区(四川省綿陽市平武県)で、監視員の鲁超さんが巡回車で戻る途中、遠くにパンダを見かけた。
車を停めてじっと見たところ、パンダもまた足を止めて鲁さんを見ていたという。動画には去りゆく姿しか映っていないので、その見つめ合う瞬間を見てみたかったと思う。
ちなみに鲁さんは、22日も道路の上にいるパンダを撮影したばかりだった(2番めのリンクにはその様子も収録)。「20年働いて一度も会わない人もいるのに、1週間に2度会うとはどれだけ幸運なんだろう?」というのは確かにそのとおり。
Links: #四川一巡护员5天偶遇2次大熊猫#:确认过眼神,是熟人 四川观察 8-27 16:33; 最幸运的巡护员来了!一周之内两次遇见大熊猫 红星视频 8-27 18:33
大相嶺自然保護区の赤外線カメラにパンダなど野生動物の映像
#Wild Giant Panda
最近、大相嶺省指定自然保護区(四川省雅安市滎経県)で撮影された赤外線カメラの映像に、パンダなどの野生動物が確認された。同保護区は、成都パンダ基地の野生化訓練場があるところだ。
登場する動物はジャイアントパンダ、ターキン、コビトジャコウジカ、レッサーパンダ、アジアクロクマ、キエリテン。このうちキエリテンは肉食で、子パンダにとっては天敵と言われている。
あるドキュメンタリーで、パンダが好むのは半日陰の斜面と言うのを聞いた。確かにそのような場所にいる。木漏れ日の中、ひとりで満足そうに竹を食べるパンダがいい。
Link: 四川大相岭野生动物频“上镜” 2021-08-27 14:36:33 来源:新华社
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